
【経歴】
1931年9月13日生まれ。大阪府豊中市出身の映画監督、脚本家。日本芸術院会員。川島雄三、野村芳太郎の助監督を経て、1961年に『二階の他人』でデビューする。以降、『男はつらいよ』シリーズなどの人情劇を発表する。財団法人いわさきちひろ記念事業団理事長。関西大学大学院文学研究科と立命館大学映像学部の客員教授。文化学院の特別講師でもある。
落語等の影響を受けており、主に人間ドラマに焦点を当て、ユーモアとペーソスに溢れたものである。風景を美しくとらえながらも凝った映像表現は控え、一般人や社会の逸れ者のささやかな日常生活に潜む喜びと哀しみを丹念に描く。演出においては、「主役、脇役含めて全体として一体となった、わざとくささのない自然な演技」を要求するという。現場でのひらめきや勢いを大切にするため、事前にコンテをきっちり詰めるやり方も採らない。横長のシネマスコープ画面を愛し、画面中央で男女が語り合う片隅で犬が戯れていたりするのが映画の良さと語っている。
【読んだ本・おすすめ本】

■タイトル: 大いなる看取り
■著者: 中村智志
■出版社: 新潮社
■あらすじ: 昭和の影を色濃く映した、行き場を失った人たちが自分らしく過ごすドヤ街の終の棲家“きぼうのいえ”。「他人が他人を看取る」世界に寄り添いながら、死生観のありようを静かに照らし出す端正なノンフィクション。
■本人コメント: 人生が狭くなりがちな現代人に、様々な人の生き方を知ってもらいたい。
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